「なぜ僕らは働くのか」を読んで得られた気づき

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目次

はじめに

こんにちは、トシです。

皆さんは「なぜ働くのか」を考えたことがありますか?

おそらく
「なぜいまの職場で働いているんですか?」
「なぜその業種を選んだのですか?」
「なぜその職種を選んだのですか?」

こうした質問に答えられる方は多いと思いますが、

「なぜ働くのか」をバシッと答えられる人は少ないのではないでしょうか。

「生活するためにはお金が必要」という大前提はあるが故にあまり疑問にも感じない問いですよね。

私も例に漏れず「なぜ働くか」なんて考えたこともありませんでした。

就職活動中は、新卒プレミアが使えるうちに就職しないと!くらいしか考えてなかったです。

この本に出会ったのは休職中です。

この記事を書いている現在も休職中なのですが、

休職中の過ごし方は別の記事で書いていますので、よろしければご覧ください。

図書館に行ってフラフラしていたところへタイトルが目に飛び込んできたわけですが、

「働くことについて」考えていた自分には、バッチリの本でした。

この記事では「なぜ僕らは働くのか」を読んでみての感想を紹介します。

本書の紹介

本書は2020年3月に学研から出版された本です。

監修を池上彰さんが担当しています。

池上彰さんといえば経済番組やニュース系バラエティなどでよく見かける

有名ジャーナリストですよね。

池上さんが考える「働くこと」が知りたかったというのも、この本を読んでみた理由です。

得た「問い」と「答え」

目次を読んで「問い」を立ててから本書を読んでみました。

その方が吸収することが多いと思ったからです。

「答え」は本書の内容から自分なりに考えた答えです。

幸せに働くってどういうことか

やりがいを感じ、見合った対価を得ること

私が休職した理由の一つは、やりがいを感じられなくなったからです。

ここで言う「やりがい」とは、「社会の中で欠かせない、素晴らしい役割を担っていると思えるかどうか」

つまり「誰かの役に立っている」と思えるかどうかです。

お客さんに望まれてない仕事や上司からのプレッシャーが続くと「誰かの役に立ってるのかな」と考えてしまいます。

あと「見合った対価を得る」と言うのも重要だと感じました。これは本書からと言うより、持論が強いです。

「自分はこのくらい頑張った」と感じる価値と「もらえる対価」に差がありすぎると「認められていない」と感じてしますと思うんです。

もちろん、頑張りと成果が比例しないことはザラにありますけどね。

少なくとも、成果と報酬はちゃんと比例して欲しいものです。

自分に向いている仕事を見つけるにはどうすれば良いか

活動の場を広げて色々な役割をこなしてみる

「本当に向いている仕事はなんだろう」と一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

今の仕事が天職だと言える人の方が少ないと思いますし、そう思える人はめちゃくちゃ幸せだと思います。

そして、向き不向きは試してみないとわからないです。

でも、「いろいろ試したいから転職します!」「異動させてください!」ってわけにもいかないですよね笑

そこで、本書で提案されていたのが「活動の場を広げていこう」ということです。

そのメリットとして

  • 色々な人と触れ合うと考え方が柔軟になる
  • 色々な役割をこなす自分に出会える
  • いい偶然にも出会える

が挙げられます。

自分に向いている仕事を見つけるには「小さいことでもいいから一日一日変化を起こしてみる」ということが重要なのです。

なぜ僕らは働くのか

成長して幸せに暮らすため。でも答えは人それぞれ!

最後に本書のタイトルにもなっていて最大の問いですね。

本書では、この問いのヒントが様々な章に散りばめられています。

そして、本書に明確な答えは載っていません。

正確には「答えは人それぞれ」とされています。確かにそうですよね。

働く理由は人それぞれあることでしょう。

私の場合は「成長して幸せに暮らすため」という答えになりました。

働くって毎日のことですし大変なことや嫌なことがある。

それならせめて「成長したな」って思いたいです。

そして仕事を通して、誰かの役に立っていると感じられて、見合った対価がもらえていれば「幸せ」だと感じることができると思うんですよね!

読んで得た気づきや変化

大人になってもやりたいこと探しは続く

仕事は長く続けなさいと年長者は言います。

休職する際も

「長く続けていればいい方向に変わっていくよ」

「どんな仕事をしても大変だよ」

「仕事だと割り切って乗り越えよう」

いろんなことを言われましたが、私にはどれもポジティブに聞こえませんでした。

どれも人任せだったり諦めだったり。

そもそも、一つ会社、一つの業種、一つの職種を経験するだけで、

本当にやりたいことは見つかるのでしょうか。

とてもそうは思えません。

働き始めてからも

「自分のやりたいことは何か」

「どう働いたら自分は幸せか」を考え続けるものだと本書を読んで感じました。

小さいことでもいいから一日一日変化を起こしてみる

本書の内容で深く心に残った文です。

仕事が苦痛になり、できなくなった要因に「変化のなさ」があったと思っています。

変わり映えのない日々、毎日同じような日々に精神が擦り減ってしまった。

なので、変化のある生活を意識してみることにしました。

  • 行ったことのない店に行ってみる
  • 走ったことのない道を運転してみる
  • 昨日話さなかった人に話しかける

そんな些細は変化を起こすことを心がけています。

できればプラスがいいけどマイナスでもいい。

昨日と違う今日だとワクワクするようになりました。

まとめ

本書は、「何度も読み返す一冊」というキャッチフレーズがついているのですが、

とても頷ける内容でした。

おそらく中高大学生あたりがメインターゲットですが、社会人にもかなり役にたつと思います。

時折読み返すと初心を思い出せる、人生の羅針盤になる一冊だと思います。

手元に一冊欲しいですし、プレゼントにももってこいの一冊です。

ぜひ読んでみてください。

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